ブラック企業で辛い思いをしたくない!~『社長のいない会社』解説編~







創業者が亡くなったことでその部下であった『?』さんが社長となるのですが、総務部長らによって追い払われ結果、この『松竹梅』社は総務らのよって支配されます。

数多くの言葉による暴力、社長不在であるにもかかわらず運営される会社。

まだまだ描き伝えたいこともあったのですが、尺の都合上伝えきれませんでした。

なぜこうも言葉によるパワハラが止まないのか、なぜ梅本製造部長はこんな目にあっても辞めないのか、などについて補足、解説していきます。

まだ見てない方は是非読んでください

ブラック企業で辛い思いをしたくない!~実体験漫画編~

 

株式会社『松竹梅』

会社の定時は9:00から17:00まで。

タイムカードがなく、出勤簿に出勤した者が押印し、定時を超える場合や休日出勤などの場合、事前に申請用紙に希望の残業時間、業務内容、理由などを提出し、各部長らに承認をもらわねばなりません。

この会社には5人の取締役員がおり、社長の『?』氏をはじめ、創業者の妻、総務部長の松井、営業部長の竹田、製造部長の梅宮と続きます。

実態は『松井』『竹田』『梅宮』の3人がこの会社の事実上の運営を行っており、?社長および創業者の妻はほぼ全く経営に携わっていません。

これは松井部長から実際聞いたのですが「ポーっとして使えへんし、長い間休んどったからこんようなった」との話。

社長はろくすっぽ仕事ができず、病気で入院し、長期間現場を離れたことことを境に、経営から追いやられたと言います。

と話しました。

社長不在で、創業者の妻も仕事ができない状態ゆえ、事実上の支配者は総務部長の松井となります。

 

事実上のNo.1 松井総務部長

総務部長は取引先や訪問客の対応、部品などの発注業務、出退勤、残業、有給休暇などの人件費の管理、一部在庫の管理、求人、面接、企業の展示会への出展業務などをしています。

労働時間は不定期的で朝9時から夜6時くらいで帰る時もあれば、夜11時過ぎまで残ることもしばしば。

松竹梅は土日は休日ですが、彼は毎週土曜日は大体出勤しており、酷い時には月に休みが1日あるか、という日もあったそうです。

それだけ業務が溜まっており、事実彼抜きではこの会社は成り立たないかもしれません。

それによるものか、「誰が飯食わしてやってると思っとんじゃ!」「あの子ら(作業員たち)」など、作業員を小馬鹿にした発言も出てきます。

名実ともに経営を支配しているのです。

また重大な病気を抱えており、本人曰く『レッドカードを出されとんじゃ!』とのことだとか。

これらが感情を昂らせる要因と思われます。

 

『松竹梅』のNo.2竹田営業部長

竹田営業部長は松総務部長と並ぶ古株で、総務部長の推薦によって営業部長となりました。

主な業務は見積もり、電話対応、遠方の取引先への訪問など営業業務全般を取り仕切っています。

クレーム対応などの時などは頼もしいのですが、いかんせん考え方が偏りがちです。

激情的で精神論的なものが多く、話しが斜め上にいくことも。

松井総務部長とは大の仲良しで、しょっちゅう飲みに行ったりしています。

 

『松竹梅』のNo.3?梅宮製造部長

この漫画のもう一人の主人公()ともいえる梅宮製造部長。

主な業務は製造、検査、設計、見積もり、残業申請などの各種管理業務。

真面目な性格で、決して無口なわけではないのですが、松、竹両者に言われるがままに働かされています。

本社から電車で1時間半ほどの通勤時間なのですが、出勤は朝8時半、退勤は夜の10時過ぎまで残ることも。

そのため顔色は紅潮したり、青ざめていたり、風邪気味が多いなど非常に不安定で、ガリガリに痩せこけています。

部長に就任してから数年で視力が1.0から0.1に下がったともいっていましたね

辞めるに辞めれない梅製造部長

梅宮製造部長は奥さんとお子さんとの3人暮らし。

子どもはまだ赤ん坊です。

彼はマイホームをローンで購入しており、それが足かせとなってか、松竹両者のいいなりになっています。

 

心配な奥様

見るに見かねた梅宮製造部長の奥さんが直接会社に電話連絡をしてくることがありました。

これに対応したのは竹田営業部長なのですが、彼は激怒。

またそれをみた松井総務部長も激怒し、彼女を総バッシング。

「似た者同士」「妻の教育もできない奴」「お子様夫婦」など、作業場にも届く声で、事務所内で騒いでいたのを記憶しています。

 

一貫性がない?梅宮製造部長

松竹両名がここまでいうのにも理由があり、曰く「お前がもたもたやってるから売り上げが下がった!」とのことで、あれこれ手間取るばかりで時間を浪費し、結果他社製品に後れを取ってしまうこととなり、売り上げも右肩下がりとなりました。

この事実について梅宮製造部長は「確かに自分の責任でもある」と認めており、言われても仕方がないとのことです。

また、ある時には「部長を辞めさせてほしい」と松井総務部長に懇願したり、またある時には「自分は部長だ!」と出るときもあります。

松井竹田両名は「不器用だ」と主張し、製造業務は一切できません。

歯切れの悪い梅宮製造部長はこれらの要素が重なることで追い詰められているのです。

面接時、松竹両名は「誰にでもできる簡単な仕事」と語っていたのに…

ちなみにここの4コマ、梅宮部長への怒鳴り声は…

上から順に

ミスばっかりしとるやないか!

お前がそんなんやから嫁もアホなんやろ

また嘘つくんか!いい加減にせーよ

休日もでろ!深夜まで働け!

でした。

 

大量のクレーム品

動作不良によるクレーム品が大量に返ってきていました。

全数解体し詳しく調べてはみたのですが、結局原因はわからずじまい。

全数検査を行い、全て修繕したことを取引先に告げ、了承を得たうえで再出荷となりましたが、この製品を開発した開発者はすでに退社しています。

非常に優れた開発者だったらしく、大手企業で開発業務に携わってきており、松竹梅で多数の商品を開発した猛者です。

退社に至った経緯についてですが、何やら松井、竹田両名と揉めたらしく、一悶着あったとか。

僕はこの人との面識はありません

聞いた話では高圧的な態度に嫌気がさしたとかですが、総務部長らは退職願を受理せず。

なかなか辞めさせてもらえなかったそうで、ついに労基を巻き込むほどに発展。

松井総務部長は「信義に反する」など辞めさせない理由があると労基に主張したのですが、しぶしぶ退社を了承。

その人は松竹梅を去り、結果今日まで開発者不在の状況が続くこととなりました。

 

社長はいったい何者だった?

社長については色々な人から話を聞いただけで、直接会ったことはありません。

YouTubeで製品紹介などの活動だったり、営業回りなど様々な活動をしていましたが、僕が入社してから退社するまでの2年弱、一度も喋ったことはありませんでした。

温和な方だそうですが…

実際はみんないい人

最後になりますが、ここの職場の人たちはみな責任感が強く、いい人ばかりでした。

飲み会にも連れて行ったりしてくれ、とても楽しかったです。

しかし、組織としては体を成しておらず、実質的な社長ポジションの総務部長といえど、形式的には社長ではありません。

やはりこういったところが組織内で摩擦を生み、統率性が取れなくなると思われます。

その分だけネガティブ的な面も強く出るのかもしれません。

事情はともあれ、組織には序列が大事であることが改めてよくわかるかと思います。

この漫画および経験が何らかの形で、皆様のお役に立てれば幸いです。







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