【どうしてこうなった?】東京五輪の問題点まとめ…はたしてうまくいくのか?

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2020年7月24日より始まる東京五輪。

オリンピックとはご存知の通り平和の祭典であり、スポーツにおける、人類の限界の挑戦の祭典といってもいいでしょう。

それがここ日本の東京で行われることは良きことです。

しかし問題が山積しています。

開催前には予算3000億円程度と『コンパクトな五輪』と謳っておきながら、いざ開催が決定するや否やその予算はもろもろ合わせて2兆円以上、実に6倍以上の予算が必要となる事態となりました。

フランス紙では、オリンピック招致の際に不正な賄賂があったと報道。

さらに、このぐずぐずっぷりに拍車をかけるオリンピックボランティア募集。

ネット界隈では避難轟々なのにもかかわらず、これらの批判もどこ吹く風で、暑さ対策のために打ち水、首に濡らしたタオルを巻くことを周知させようとするなど、斜め下の対策ばかりを講じようとするオリンピック組織委員会。

ついいには『サマータイム』など宣う有様です。

一体東京五輪を巡って何が起きているのでしょうか?

うっぴー
サマータイムを魔法の杖か何かと勘違いしてんじゃない?

サマータイム導入!?

目覚まし時計 イラスト

このほど自民党の安倍総理は下記に全国一律でサマータイムの導入の是非を検討するよう自民党に指示した、との報道がありました。

これは東京五輪・パラリンピックの暑さ対策としてのものであり、2年間限定のものです。

うっぴー
恒久化するとかしないとかの話も上がっていますが、後述します

サマータイムとは?

サマータイムとはそのままいえば『夏時間』ですが、本来は英語で daylight saving time (DST) 直訳すれば『日光節約時間』のことをいいます。

夏場太陽の出ている時間は伸びます。これを有効に活用するために、様々な生活習慣を1時間程度早めるというものです。

これにより比較的涼しい午前中での活動時間が増やされ、照明、冷房費などの光熱費を節約できるようになります。

また、1時間早く退社できるようになるなどで余暇時間が増え消費の拡大に繋がるという見方もあります。

うっぴー
たしかに早起きは三文の得の理論でいえば理に適っているのかもしれませんが…

具体的にはどんなもの?

ヨーロッパや北アメリカなどを中心にこの制度は実施されています。全ての州で行われているわけではありません。

地域によってサマータイムを導入していないところもあり、また、実施する月日にちょっとした差があります。

アメリカ、カナダでは

3月の第2日曜日の午前2時

~11月の第1日曜日の午前2時

まで実施されます。

うっぴー
この状況をアメリカでは『Spring Forward , Fall Back』(春に進めて秋に戻す)といいます

具体的にいえば、3月の第2日曜日の時計の針は

午前1時→午前3時

となり、午前2時が抜け落ちます。

サマータイム終了の11月の第1日曜日の時計の針は

午前1時→午前1時→午前2時

と、午前1時が2回存在します。

 

サマータイムのデメリット

残業 残業 イラスト

サマータイムによるデメリットは計り知れないものがあります。

・航空や鉄道のダイヤの変更が必要に

・早出しても早く帰れるようにならない?(残業が増える可能性)

・早く帰宅できても、家庭で冷房を使うため、かえって消費電力が上がる

・脳卒中などのリスクが高まる?

うっぴー
省エネといっても、大きなオフィスで冷房を使うのが、家庭、部屋ごとで使うようになるだけです。

強引な生活習慣の変化により睡眠不足などを誘発。それが心身に悪影響を及ぼすことは容易に想像できます。

ちなみに戦後日本でも、GHQの指令により3年間サマータイムは実施されましたが、上記のデメリットにより廃止。

また中国、韓国などでも同様に実施されましたが、どれも失敗しています。

うっぴー
しかも今回のサマータイムは2時間早めようとか言ってるし…

省エネ、経済効果を上げるサマータイム、実は有害?

そんなに暑い?東京の夏

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気象庁が今年6月に発表した『ヒートアイランド監視報告2017』によると、過去100年間で日本の気温は着実に上がってきているといいます。

東京の年間平均気温は3.2度上昇しました。

この暑さには海外からも注目されており、

・湿度が高いから(気温以上に)もっと暑く感じるし、熱中症になりやすい

・日本の人口が密集してるエリアは南カリフォルニアとテキサス州に匹敵してることをみんな忘れてる

・まるで地獄のような暑さだ!

などの意見も

うっぴー
どんどん赤くなってますね

暑さ対策に出た東京都は!?

お辞儀 礼儀 マナー イラスト

小池百合子東京都知事はこのほど暑さ対策のために、ある秘策を教授しました。

それは首に濡れタオルを巻くというもの。

「できるだけ熱中症にならないような対策。これを巻くだけで首元が冷える。こんなことも知ってもらって活用していただきたい」

まぁ実際はすぐに蒸発するし、濡れタオルもすぐぬるくなるしで、対した冷却効果もないでしょう。

冷房の効いた涼しい部屋でしか仕事をしたことがないのではないか?と辛辣な意見もちらほら。

そんな小池百合子知事、今度は『打ち水』なる秘策を打ち出しました。

うっぴー
焼け石にみz…

打ち水について「江戸時代の知恵、江戸のおもてなしだ」と強調。

「江戸の知恵や工夫を生かしていきたい」と述べたのですが、これに噛みついたのは俳優の中尾彬氏。

朝のテレビ番組で

「小池さんがやっていた打ち水ってのは反対だね。あれはアスファルトにやったら余計に暑くなるぜ。昔からあるのは路地でやるものなんだ。何か勘違いしているね」

と一蹴しました。

ボランティアは無償で当然?

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サマータイム云々以前から東京五輪には異論が続出しましたね。

その最たるものの一つが『ボランティアの募集』でしょう。

ボランティアには東京2020組織委員会が募集する「大会ボランティア」と、国内外の旅行者に対する観光・交通案内等を行う『都市ボランティア(東京都及び自治体が募集)』に大別されます。

それぞれ8万人と3万人の計11万人を募集します。

 

週5、1日8時間でタダ働き?

ネットなどで問題視されているのはその条件。

・大会期間中及び大会期間前後において、10日以上の活動を基本とする(連続出動は5日まで)

・休憩・待機時間を含み、1日8時間程度

・滞在先までの交通費や宿泊費は自己負担であるが、滞在先から会場までの交通費については、一定額相当分の物品などを提供する。

この物品とはプリペイドカードや商品券が検討されています。

うっぴー
当然、保険加入などはおまへん

また、東京五輪で行われるドーピング検査の薬剤師やカメラマンなど、プロの仕事も報酬0円で募集されているため、ネットでは『奴隷』『搾取』など非難轟々。

6月に行われたNHKの調査では「参加したい」とする人は全体の15%に過ぎないという結果となりました。

 

ターゲットは学生!?

組織委員会はボランティア確保のため、あれこれと試行錯誤しています。

そんな組織委員会、文科省に働きかけた(?)ようで、7月26日、全国の大学と高等専門学校に東京五輪・パラリンピックの日程に配慮して2020年の授業スケジュールを作成するよう求める通知を出しました。

通知によれば、開催期間中に交通機関で混雑が予想されることや、学生がボランティアに参加する意義を説明。

大会に重ならないよう、授業や試験日程を繰り上げたり、祝日授業を実施することができると提案しました。

うっぴー
まんま学徒動員

中高生ですらも!?

ボランティアは原則18歳以上です。

しかし組織委員会は中高生向けの新たな枠を設けて、大会参加を促していく方針だとか…

うっぴー
勉強よりもボランティア

経済界とずぶずぶ(?)なオリンピック特需

内部留保 イラスト

オリンピックは良くも悪くも大衆の目を引きます。

大型テレビ、ブルーレイのようなメディア機器をはじめ、建設業界、地価、オリンピック関連の株の上昇、テレビ局、NHK、大手芸能事務所など、その特需は計り知れません。

うっぴー
いつぞやは総工費1300億円の会場の話もありましたね…

白紙となったザハ案

うっぴー
ザハ氏は2016年に死去されています

日本のマスコミは総スルーでしたが、電通と組織委員会の関係性は海外メディアでも取りだたされました。

なにがなんでも東京五輪を成功させたいという思惑は容易に想像できます。

 

なぜここまでケチケチとセコイの?東京五輪

冒頭で伝えたように、東京五輪の予算は当初の6倍以上の2兆円に上ると試算がでました。

にもかかわらず、熱中症対策のみならず、五輪スタッフですらケチケチする有様です。

一体どうしてこうなったのでしょうか?

 

元から予算に無理があった

確かに当初は3000億円程度と言っていましたが、低予算が売りであったロンドン五輪ですら2兆3千億円かかっています。

ちなみに北京、ソチオリンピックでは5兆円かかっています。

つまり元から無理なものであり、どうやっても2兆円は下らないものであるということです。

これは予算算定時の見積もりの際、ざっくばらんに聞いて回り、「安く抑えないと」との認識から「この程度かな?」感覚で予算案を出したことが原因であり、今に至るというわけになります。

うっぴー
最も切りやすい人件費から削る…まんまブラック

東京五輪組織委員会会長・森喜朗

うっぴー
なんで?って思うよね

支離滅裂な五輪組織委員会…そのトップについてですが、そもそもなぜこの人が組織委員会の会長を務めるかということから始まりますよね?

それは簡単なことで、安倍総理が選んだからといいます。

森喜朗氏といえば、かつての総理大臣ですが、暴言、失言まみれから当時のマスコミから『サメの脳みそ』と揶揄されて人物です。

はっきりいって頭がいいとは言えない人かもしれませんが、『文教族のドン』といわれ、文部科学省とのつながりが深いと言われています。

うっぴー
頼むから教育に口出ししないでほしい

また政財界にも顔がきく上、元総理大臣の肩書もあります。

これが人集めにつながると考えられ、東京五輪組織委員会会長の座に就くこととなりました。

 

サマータイムは精神論!?

サマータイムに話を戻すと、何やら国会周辺でもこのデメリットについては承知のよう。

自民党の船田元衆議院議員は自身の公式ブログにて

日本でも戦後すぐGHQの指令により、3年間実施していた。しかしサンフランシスコ講和条約締結とともに廃止された。その理由は国民に不評だったからだ。夏時間に切り替わった後は、多くの国民が睡眠不足になり、健康を害しかねないこと。夕方5時を過ぎても明るいため、長時間労働をさせられることなどである。その後も数回検討されたことがあるが、コンピュータ設定変更の手間や、電力消費の削減に繋がらないなどの理由で、見送られてきた。

この度検討が開始されたきっかけは、2020年夏の東京オリパラでの暑さ対策である。開催が予定されている7月下旬から8月上旬は、一年で最も暑い時期であり、競技する選手や観客の負担を軽減するためであり、やむを得ない措置だろう。ただ2019、20年度に限るとの提案はいただけない。国民全体の生活パターンに影響を与える制度だから、一時しのぎではなく、腰を据えて恒久的な制度として考えるべきではないか。

その際はこれまで指摘されてきたいくつかのデメリットを、一つひとつ丁寧に解決していかなければならない。長時間労働に対しては、既に動き始めた働き方改革により、かなりの歯止めが期待される。コンピュータなどの時間設定の変更は、律儀で真面目な国民ならば十分乗り切れるはずだ。余暇時間の過ごし方が、エネルギー消費の削減につながるような工夫も必要だ。一方、睡眠不足などによる健康障害問題は、むしろ個人の心構えにより、多くは解消されるはずだ。

引用元:船田元オフィシャルブログhttp://www.funada.org/funadapress/2018/08/13/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AE%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

これにはネットでも「戦時中かよ」「精神論」と滅多打ちに。

うっぴー
オリンピック→サマータイムの恒久化と話がどんどんとわからない方向に

なんと森会長もサマータイムには反対だった!?

サマータイムを推し進めている森会長。

なんと過去にサマータイムを否定する発言を、国会内で行っています。

国務大臣(森喜朗君)ー冒頭省略ー

例えば僕たちの子どものころに非常に困ったのは、右側通行が左側になったり右側になったり、何でもかんでもアメリカ流にしていって、我々はそれこそ右往左往、うろちょろしたことを今でも思い出しているわけですし、あるいはサマータイムなんていうようなものもたしかアメリカからそのまま取り入れて、日本に合わないということで急にやめられて、学校教育では随分現場では苦労したということを記憶をいたしておるわけでございます。

引用元:衆議院予算委員会13号昭和03月28日http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/101/1380/10103281380013a.html

うっぴー
流石『サメの脳みそ』を持つ男

オリンピックの影には様々な思惑が…

二面性 イラスト

オリンピックは平和の祭典であり、アスリートたち目標の頂でもあります。

選手の皆さま方の活躍を期待していないわけではないのですが、オリンピックに向けて様々な利権が絡んでいるのは先ほど申し上げた通り。

個人的に特に気にしているのは、NHKの動き。

オリンピック開催前までに、なんとしてでもネット配信を目論んでいます。

オリンピック特需にあやかって、受け入れやすい状況を狙っているのでしょう。

また、この手の祭り事を隠れ蓑に、政治家たちはあんなこんなの法案を通そうとしてきます。

うっぴー
今警戒すべきなのは裁量労働制あたりですかね?

政治家、権力者らなどにとっても、オリンピックは『祭典』といえるのです。

受信料義務の合憲判断から2ヶ月…NHKは今後どう動く?

東京五輪終了後はどうなる?

すでにいわれているのが、オリンピック終了後の『オリンピック恐慌』についての話。

設備費などで大量の資金を使った施設も、オリンピック終了後はただのお荷物になります。

オリンピックのその前後では活気にあふれていても、長続きしないのは各国のデータをみても明らかです。

開催前から景気悪化の心配をしなくてはならないのが悲しいのが現実ですが、多額の税金を投入する以上、ナーバスになるのは当たり前。

しかし、もう開催は決定しています。こうなったら選手の活躍を楽しみにしましょう。

まちこ
ところで、もしあんただったら、この財政難どうするの?
うっぴー
・・・(もう詰んでるっぽい)
うっぴー
サマータイム…ガクトドウイン
まちこ
・・・






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