議員年金復活への足掛かり?自公、地方議員年金法案を今国会へ提出 

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議員年金…かつて小泉政権下で騒がれた勤続10年以上の衆院議員、参院議員に与えられる年金です。

その異常な厚遇ぶりに、批判が続出。

当時の小泉政権のもと、2006年2月3日に「国会議員互助年金法を廃止する法律」が国会で可決され成立し、4月1日に廃止されました。

また、2011年に地方議員の年金も廃止となったのですが…

このほど自公政権により、この地方議員年金が復活しようとしています。

議員年金とは?

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議員年金とは昭和33年(1958年)に制定された『国会議員互助年金法』によって定められており、議員は10年間掛け金を払えば、65歳を超えた時この年金を受け取れるようになります。

これは国会法第36条「議員は、別に定めるところにより、退職金を受けることができる」という規定を元に制定されたものです。

受給資格:在職10年

・在職時掛金:年間126万6000円。

・受給額:最低でも年412万円(在職年数10年)

・受給資格が得られない場合、在職3年以上であれば掛け金の8割が戻った。

wikiより引用)

異常な厚遇ぶりの議員年金

議員年金の10年分の掛け金は1266万円。国民年金(2012年)では179万7600円。

貰える議員年金は412万円に対し、国民年金では79万8000円です。

掛け金だけ見れば議員年金は突出していますが、もらえる年金額の差は圧倒的です。

うっぴー
なお、両方とも個別に受給できるようです

また、議員年金は10年在職で受給できますが、それ以上たっても掛け金を支払うことは可能です。

つまり在職期間が延びるほどに受給される年金額も増えることとなり、在職1年増える毎に年額8万2400円増えて、在職56年だと年額約742万円になります。

議員年金は約70%が公費からの支出となっていたため、小泉政権時、議員年金制度は様々なテレビ番組で取り上げられ、『議員特権』などといわれ袋叩きとなりました。

うっぴー
3.61年で元が取れます

議員年金廃止に

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2006年小泉政権時、『国会議員互助年金法を廃止する法律』により議員年金は廃止となりました。

以降掛け金は廃止となりましたが、すでに支払われた掛け金については減額をして支払われることとなっていたため、廃止後もすでに受給資格を持つ議員は受給できます。

うっぴー
なお、議員の退職金についても、この時廃止となりました

地方議員年金も廃止に

昭和36年7月、国会議員互助年金法をもとに『地方議会議員互助年金法』が制定されました。

その後、都道府県議会議員互助会、市議会議員互助会、町村議会議員互助会など、種々の地方議員の年金互助会が誕生します。

・受給資格:在職12年

・掛金:都道府県議会は月額報酬の13%、市町村議会議員は月額報酬の16%、期末手当にも一定の掛金

・受給額:年額平均約95万円(都道府県議会議員約195万円、市議会議員103万円、町村議会議員68万円、いずれも2007年度平均)

・年金の運営にあっては、都道府県及び市町村より約40%の公費が支出されていた。

wikiより引用)

地方議員は2000年の「平成の大合併」を経て、6万1900人から11年に3万4800人にまで減少。

積立金が底を突き、『身を切る改革』により地方年金制度は同年に廃止されました。

※憲政功労年金というのもあった

『憲政功労年金』は50年以上国会議員として在職し、議決を受けた者に年金が支給されたもので、尾崎行雄、三木武夫などが受給しています。

1954年に制定された『憲政功労年金法』によって支給され、当初は年100万円であったものが、1987年の法改正により年500万円に改定されました。

2003年1月に制度は廃止となっています。

 

議員年金制度を復活

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自民、公明両党は3月2日、地方議員が厚生年金に加入できるようにする法案を今国会に議員立法で提出する方針を固めました。

引退後の生活を安定させ、議員の担い手不足を解消する狙いがあります。

 

地方議員不足?

総務省によると、平均報酬月額(16年)は都道府県議81万円、市議41万円、町村議は21万円となっています。

全国都道府県議会議長会の柳居俊学会長(山口県議会議長)は「議員は生活の裏付けがなく、過疎地では定数割れまで起きている。特権ではなく、一般社会人並みの待遇は不可欠だ」と厚生年金加入に理解を求めています。

 

地方議員の手当て

県議には、報酬以外にも「第2の給料」、「第3の給料」があるといわれます。

一般に「第2の給料」とは、政務活動費を指し、「第3の給料」は議会や委員会などへの出席に応じて支払われる主に交通費などです。

議員一人当たりの年間政務活動費は平均442万円、同費用弁償諸経費は平均215万円という試算がありますが、これらも自治体ごとの支給額は異なっています。

うっぴー
県議には4年に一度の選挙があり、選挙対策のため、数百万円の身銭を切らなければならないので不安定な職業とも言えます

平成の大合併で地方議員が減少

しかし、制度の廃止後も過去に加入した元議員らへの給付は続いており、2015年に約4万4000人を対象に支払われました。

その金額は町村議員が年平均で68万円、県議員で年191万円。もちろん公費で、数十年先まで累計すると1兆1400億円が必要との試算もでています。

うっぴー
元議員への給与カットなどをおざなりに、現職議員のみカットされ続けたら、モチベーションが下がるのも無理はないのかも…

ホームレスの元国会議員!?

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この地方議員年金制度の復活に先駆け、自民党の竹下亘総務会長は11月14日、「若くして国会に出た議員は退職したら全員生活保護だ。ホームレスになった人もいる」と議員年金制度復活を訴えました。

この「ホームレスになった元議員」について調べてみたところ、自民党の元有名議員の『井脇ノブ子』氏が検索上位に。

2017年11月27日発売の週刊現代でインタビューに答えていました。

うっぴー
一体彼女に何が…

何があった!?井脇ノブ子

「やる気、元気、井脇!」をキャッチフレーズに、2005年の郵政選挙で「小泉チルドレン」の一人として初当選(比例近畿ブロック)。ピンクのスーツを着込み、中年のオッサンばりのルックスで有名となりました。

しかし2009年に落選後、いつの間にか世間から姿を消すことになります。

その井脇氏、今現在ではホームレス疑惑は否定するが、都内のアパートで、元支援者の女性(76歳)と、『シェアハウス』状態で生活しています。

「いまの収入は国民年金が毎月7万8000円。そこから毎月3万円だけ払って、(元支援者の)部屋に住ませてもろうとんねん。選挙は何回も出たけど、費用は全部自己負担やった。ポスター代や宣伝カーのガス代といった借金の返済が、やっと来年の3月ごろ終わるのよ。ほっとするわあ」

「おカネ、まったくないねん。持ち家ももちろんない」

とのこと。

うっぴー
制度の問題じゃなくて個人の問題でしょ?

議員生活が大変なのはわかったけど…

締める 規制 イラスト

議員の生活が安定しないのはわかります。

しかし、国会議員の厚遇ぶりは世界的に見ても異常で、年2200万円の議員報酬は世界一です。

うっぴー
ちなみに2位はアメリカの1570万円、3位のカナダで1260万円といいます

その他にも

『文書通信交通滞在費』…毎月100万円支給(無税で領収書不要)

『立法事務費』…各会派所属の議員一人につき毎月65万円支給

『秘書雇用手当』…秘書3人までの給与に充てられ、年2500万円支給

など、国会議員とは事実上の王様状態といえます。

率直に言えば、地方議員年金制度の復活を、国会議員年金制度の復活への皮切りにしようとする意図が見え見えです。

不安定なのは地方議員のみならず、今の日本全体。それをよくするのがあなた方のお仕事です。

税金に甘えるの、いい加減にしろ!と言いたいですね。

うっぴー
何を言っても胡散臭く感じてしまう、いつもの自公でした






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