漫画村は合法?有料サービスまで開始予定、もはや打つ手なしの日本漫画協会

徹夜 残業 イラスト






寝不足者続出の飛ぶ鳥を落とす勢いで蔓延していく無料漫画サイト『漫画村』

2018年1月19日の時点でユニークユーザー(月間利用者数)が9892万人、1人当たりのPV数が12、単純計算でいえば月間10億以上ものPV数を叩き出しています。

しかし裏を返せば、その分漫画家、出版者が本来得る収益を横取りされているとも言えます。

平成29年の国内での売り上げは1711億円に上っていますが、平成26年の調査では海賊版により、その被害額は500億円。

漫画単行本の前年比が13%と落ち込んだことは業界に大きな衝撃を与えました。

漫画村ってどんなサイト?

鼻先のニンジン イラスト

漫画村にアクセスすると様々な雑誌、コミックスが記載されており、そのページを閲覧しただけで、最初から最後まですべて読めます。

うっぴー
広告はアダルトサイトへの誘導などが多く、そういった意味ではアダルトサイトといえるかもしれません

これだけなら、『BOOK OFF』やそこらの中古本、立ち読みなど色々出来そうなものですが、恐ろしいのは掲載までの速度と扱う雑誌の幅。

数日前に出たばかりの新刊ですらあっという間に、アップされるため、新刊を買わずとも無料でみれるので、買う必要がなくなります。

また、段々と扱う雑誌の種類が増えており、書店に並ぶ大体の漫画雑誌、もしくは週刊誌の最新号まで簡単に見れるようになります。

 

漫画村は違法ではない!?

これらの行為について漫画村は出版者に許可を取るなり、著作料を払うなど一切していません。

常識的には完全な違法サイトであると思われますが、漫画村の管理人は「違法性はない」と主張しています。

漫画村の主な主張

①無料で様々なマンガやムフフな画像が見れる

②音楽と映像(映画、TVなど)以外の違法ダウンロードは適法外である

③漫画村は国交のない、著作権の取り締まりがない国で運営されている。なので違法アップロードは犯罪ではない

④同様の理屈で日本のTV局など、北朝鮮が放送している番組を勝手に放映しているじゃないクマ!

補足として、漫画村は漫画そのものをアップロードしているのではなく、違法アップロードされている、様々な画像を『引用』してつなぎ合わせて、一つの冊子にしているといいます。

うっぴー
なんという屁理屈…

非常に狡猾な運営

著作権の概念が甘い国で運営されており、現在はベトナム』にて運営されているとの話。

また、ウクライナにある『防弾ホスティングサービス』というレンタルサーバーを使っていることが判明しています。

この『防弾ホスティングサービス』は昨年5月3日に運営者逮捕により閉鎖された『フリーブックス』も利用していました。

うっぴー
フリーブックスとは漫画村同様、無料でマンガなどが見れるサイトでした

昨年10月からは漫画村自身のサーバーには画像を保管しないようになりなりました。

うっぴー
訴訟対策でしょ?

『星野ロミ』が黒幕?

現在の漫画村の管理人は『lichiro ebisu』という人物ですが、『星野ロミ』という人物が開発、運営に携わっていたといわれています。

星野ロミ氏

独自に漫画村を調査していた『無能ブログ』にて、星野ロミが漫画村に関与していた疑惑が発覚。

間違えて(?)公開していた漫画村のデータベースに、星野ロミ本人のメールアドレスでログインしていた履歴が残っていました。

うっぴー
良く見つけましたよw

この星野ロミなる人物はウェブプログラマーで、様々な2chまとめ系サイトを運営していた経歴があります。

うっぴー
違法アニメ配信サイト『anitube』も運営しているとの話です

管理人が『lichiro ebisu』に変更に

星野ロミがネットなど矢面に立たされたのは昨年8月頃。

それから2ヶ月後ほどたった10月に『lichiro ebisu』という人物が新たな管理者となりました。

また、2016年1月から2017年6月27日まで『manga-free-online.com』というドメインで運用されていたのですが、同年6月27日に『manga-mura.net』に変更。

さらに同年8月に『mangamura.org』に変更しています。

この不自然なドメインの変更についても、何の説明もありません。

うっぴー
ドメインを変えることは定着率が下がるので悪手と言われますが…

漫画村、有料サービス開始!?

なんと漫画村、月額制の有料サービスを開始するとのこと。

その名も『漫画村プロ』。

リリース日は4月から5月を予定してるそうです。

ちなみにtwitterの月間利用者数は4500万人だそうです。

うっぴー
クレカ情報預けるとかマジ勘弁

現在の法律では対抗できない?

弁護士 男性 イラスト

漫画村はベトナムに運営会社があり、ウクライナにサーバーを置いています。

当該国では違法性がなく、海外に拠点があるため手が出せないというのが現状です。

結果野放しの状況が続いているのですが、閲覧者に罰則はないのでしょうか?

 

NHK「閲覧に違法性はない」

NHKの特集によれば、閲覧そのものに違法性はないといいます。

漫画村の主張通り、現在の著作権法では映像、音楽などに限りダウンロードした者へ罰則を科していますが、漫画には適用されません。

改正著作権法

改正著作権法

日本漫画家協会「海賊版サイト(漫画村)を見ないで!」

見ざる イラスト

日本漫画家協会の理事長で『あしたのジョー』で知られる漫画家のちばてつやさん。

NHKの取材に対し、次のように話しました。

「漫画がいろんな形で読まれることは、とてもありがたい。だけど、海賊版サイトで読まれてしまうと単行本にならないし、雑誌が売れない。

そうすると、いろいろな取材をしたり、資料を集めたりということができなくなってしまう。

いいアイデアがあって、いいキャラクターがいて、おもしろい話が作れるのに、漫画家がそれを続けることができないということが現実に起こってきている。

特に、若い漫画家たちが、かわいそうだなと思う。

いい才能を持った若い人たちが、今、一生懸命、いいものを書こうと頑張っているけれども、海賊版サイトで読まれてしまうと、若い作家が、どんどん“死んで”いってしまうことに気が付いてほしい。

漫画文化をこれからも育てていくという意味でも、どうか海賊版サイトでは読まないということを、お願いしたい」

ツイッタラー「無料で見せる努力を」

漫画家の『宮尾岳』先生がこの度の海賊版サイトへの批判を受けて、ツイッターで発言。

漫画の海賊版とは『創作することに何の努力も行動もしなかった奴が、無断でタダでばら撒き、作家を殺していく』という悪業だ。それを喜んで読むと言う事は『悪業の後押し』だよ。泥棒にもっと盗んでこいと応援してるんだ

とツイートしたところ、

そういうこと言うなら無料で見せられるよう努力してください。企業努力や作家の努力が足りません

とリプライ。

これが炎上する騒ぎに。

リプライした人はツイート垢消しました。

うっぴー
しかし、これ以降も宮尾先生のツイートは若干炎上気味になってます

漫画村に打つ手なし?

権力者 イラスト

違法性がなく、打つ手のない状況な漫画業界。

グーグルなどのインデックスから削除することはできないのでしょうか?

 

グーグル「インデックス除外は法律に基づく」

グーグルがインデックスから意図的に除外することを、通称「グーグル八分」といいます。

グーグル曰く、明らかな法律違反(著作権、肖像権の侵害など)がある場合にかぎり、それら権利者の訴えにより検索インデックスから外すといいます。

もし漫画村が違法であることを証明できれば、検索インデックスから外すことも不可能ではないかもしれません。

うっぴー
もっとも、それを証明できないため手をこまねいている状況ですが…

アクセスそのものを規制する

そもそも漫画村が世間に周知されるようになったのは、ソフトバンクが漫画村とanitubeへのアクセスを規制したことにあります。

うっぴー
ソフトバンクグループが運営するサービスと競合するためでしょうか?ドコモの『dアニメストア』も遮断してるという噂です

また、先ほどのグーグル八分もそうですが、ヤフー、マイクロソフトのMSNなどの検索サービスでは、このような意図的な除外はありません。

下手に規制すると回避方法を探り当て、そちらに流れる可能性が強いでしょう。

 

パックマンディフェンス的な手段は?

パックマン イラスト

パックマンディフェンスとは株式の敵対的買収に対抗する措置です。

買収をしかけられた企業が、買収をしかけた企業に対して逆に買収をしかけることで防衛する方法です。

かつて出版社らと敵対していた中古本会社の『BOOK OFF』ですが、今では集英社、講談社、小学館などをはじめ、様々な出版関係社らが株を買い占めています。

つまり、漫画村を買収するという案です。

うっぴー
仮にしても第二第三の漫画村ができるだけ…というより味を占めた人達が増殖するだけかもしれません。逆効果になる可能性が強いでしょう

結局民度頼り?

日本漫画協会の発信から、逆に漫画村へのアクセスが伸びるという結果になりました。

また、このような事態について、漫画『スケットダンス』の作者の篠原健太先生が辛辣な意見を述べています。

うっぴー
的を射た発言かと思います

 

今後はどうなる?漫画業界

今後著作権が強化され、漫画の違法ダウンロードも処罰の対象となるでしょう。

しかし、見るだけ、聞くだけにとどまるのであれば、違法アップロードであっても処罰されません。

引用元 文化庁 PDF

ですので、日本の法律がどれだけ厳しくなろうとも、単なる視聴者でいる限り罪にはならないということになります。

もし本格的に規制するのであれば国際的な規制が必要なのではないのでしょうか?

ただ、法律で規制しても、漫画の売り上げが伸びるかどうかは別問題なのも、今の漫画界の課題でしょう。

数十年前のコミックスでも値下がりせず、デジタルコンテンツは発売日が遅い、値段もそう変わらないなど、やはり出版業界の落ち度も否めません。

うっぴー
薄くなったよね…コミックス

先ほど取り上げた篠原健太先生の意見そのままに、今のような体制でいれば、起死回生は望めないかもしれません。







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