2月13日、コインチェックでついに出金が再開されました。
要請があった順番に処理しており、その総額は401億円に登ります。
当然といえば当然の対応ですが、これを受けコインチェックチャット版では祭り騒ぎに。
「和田は神」「コンチェックの神対応」と大喜びしています。
目次
コインチェックのチャット板

コインチェックのサイトではチャットができる掲示板が設けられています。→https://coincheck.com/ja/exchange
出金開始時には掲示板がお祭り状態。
コインチェックを持ち上げるコメントが相次ぎました。
送金開始から一日開けた今でも、一部では「CC(コインチェック)を盛り上げていこうぜ」「日本の取引所ならCCでしょう♪」「返金ありがとう」などの声も上がっています。

この熱狂ぶりには流石に他のネット住人たちの反応も冷ややか
「やっぱりこんな奴がやってんだな」
「頭コインチェック」
など言う意見もありました。
大塚雄介取締役COOの会見

2月13日午後8時、コインチェックCOOの大塚氏は都内で会見。
出金の開始の報告、金融庁とのやり取りについて説明をしました。
2月13日は金融庁から業務改善命令に基づく報告書の提出期限です。
報告書には以下の4点の改善が求められました。
①事実関係と原因の究明
②顧客への適切な対応
③システムリスク管理態勢に関する経営管理態勢の強化と責任の所在の明確化
④実効性あるシステムリスク管理態勢の構築と再発防止策の策定
しかし、これらの改善、金融庁とのやりとりについては具体的な明言を避け、求められている経営責任については「検討しているところ」と述べるにとどめています。
また流出したNEMの補償については「目処がたった」というにとどまり、仮想通貨の売買の開始についてもあいまいな返答を繰り返すだけでした。
つまり出金を開始した報告だけで、何も決まっていないということです。

ネット上の感想
この会見の内容についてもネット上ではすでに批判が噴出しています。
・頭コインチェック
・中身のない会見w
・なんで会見したのか謎なレベル←頭コインチェック民は会見さえ開けば誠実な対応と思ってくれるから
・社長すげえな
・潰れるまでやめますとは言えないわなw
もはやコインチェックに人材は集まらない?

コインチェックはマルチシグもコールドウォレットもせず、多額の仮想通貨を管理していました。
和田社長はこのことについて、「人材不足もあり間に合わなかった」と説明しました。しかし、これは裏を返せば「やろうとしたけどできなかった」ということであり、事件発覚前、破竹の勢いのコインチェックの時ですら達成できなかったことになります。
業務の再開のめども立たず、悲惨な状況のチェックコインが、この安全確保のためのシステム作りを前に、人材確保の問題を解決できるかどうかは、非常に難しい問題と言えるでしょう。
今は金融庁は業務の改善命令にとどまっていますが、付け焼き刃で売買等を開始すれば、今度こそ業務停止命令が出てもおかしくありません。

2月15日 顧客らがコインチェックを提訴
顧客の5人と法人2社が15日、同社に計約1900万円分の仮想通貨の返還を求めて東京地裁に提訴したとの報道がありました。
これに続いて連鎖的に訴訟が続く可能性もあります。
もはやまったなしの状況になってきました。
仮想通貨への影響は?
出金再開後、ビットコインは一時100万円を超える事態に。
しかし、コインチェックが提訴されてからも特段大きな変化は見られません。
市場は非常に冷静で、「もはやコインチェックなど眼中にない」ということなのでしょうか?
