FXレバレッジ規制で25倍から10倍に?仮想通貨の追い風となるか?

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金融庁はこのほど、2018年春にも『FX(外国為替証拠金取引)』を規制する方針を発表しました。

現在ではレバレッジ(証拠金倍率)は最大25倍ですが、これが最大10倍にまで引き下げられる方針です。

近年加熱する投資家たちの破産が後を絶たず、外国為替相場が急変動した際、個人投資家や業者が想定を超える損失を抱えるリスクを減らすことを目的にしています。

果たしてこれが、今後の仮想通貨やFXにどう影響するのでしょうか?

FX?レバレッジ?

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外国為替証拠金取引のことで、日本円と外国通貨の、いうなれば『両替』みたいなものです。

うっぴー
FX(Foreign Exchange)とは直訳すれば『外国との両替』です

例えばアメリカへ旅行するとして、100円=1ドルで交換したとします。

アメリカで数日間滞在。帰国のため再びドルを円に戻します。

これが後に1ドル=110円となっていました。するとこの時10円の『得』となるわけです。

こうして両替を繰り返し、資金を蓄えるのですが、手持ちが少ないと儲けになりません。

そのため資金を証拠金として業者や取引所へ、こうした通貨の取引のみで使える、いうなれば『借金』をすることが可能となります。

この借金の倍率を『レバレッジ』といい、この倍率が高ければ高いほど、ハイリスクハイリターンとなります。

 

FXでどうして借金が?

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本来、証拠金取引にはロスカットというものがあります。

証拠金の維持率が80%を下回った場合、強制的に取引を停止するシステムです。

例えば100万円でレバレッジ10倍の取引をします。証拠金維持率は80%なので-80万円の損失が出たと判明した時点で、取引は停止となります。

1000万円分のドルを買ったのですが、翌日予期せぬ暴落により-10%も下落した場合、その価値は900万円に。

証拠金維持率の―80万円を超えたので強制的に取引を停止。

100万円が吹き飛ぶこととなりました。

うっぴー
ロスカット手数料というのがあるのでご留意を

レバレッジが高いとよりハイリスクに

これはつまり、倍率が高ければ高いほど、この自爆状態になる可能性が高くなることを意味します。

もし100万円でレバレッジ25倍の2500万円の取引をしたとします。

-10%が下落すれば、証拠金の100万円を大きく上回る-250万円に。

急な変動にロスカットが間に合わない事態があり、この場合証拠金100万円を差し引いた-150万円の損失は、トレーダーが負担しなければなりません。

これによって『FXで借金』ということになるのです。

 

ロスカットは投資家を保護するものではない

基本的にロスカットは投資家を守る制度ではありません。

借金が出来ても借金を返さないなんていう奴が続出したりすればFX業者の経営が危うくなります。

ロスカットの制度はFX業者を守る為の制度といえます。

仮想通貨のFXとは?

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仮想通貨のFXも同様にレバレッジを効かせた取引が可能となります。

うっぴー
『FX(Foreign Exchange)』を『仮想通貨との両替』と捉えるのは少々苦しいような気もしますが…

持っていない『もの』を売れるようになる

このFXの特徴として最も大きいものが『売り(ショート)』からは入れることでしょう。

※『売り(ショート』の反対は『買い(ロング)』と言います。

ショートとは正確には『ショートポジション』のことをいい、「高くで売って、安くで買い戻す」ことをさします。

逆にロング=『ロングポジション』とは「安くで買って、高く売る」ことをさします。

 

例えば100万円でビットコインを『売り』で入ります。

これが80万円に値下がった時に買い戻せば20万円の儲けとなります。

この買戻しは絶対で、仮に120万円に値が上がってしまったら-20万円の損失となります。

これはレバレッジ取引でなかればできず、いうなればレバレッジ取引は、『持っていない』仮想通貨を売買することが可能になるが特徴です。

 

つまりFXレバレッジの要点をまとめると…

①少ない元手で多額の取引ができるようになる

②その反面、証拠金(元金)割れしやすい

③元金を超えた分は丸々借金に

④持ってなくても『売り』から入れる

レバレッジ取引の犠牲者たち

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FXドリームを夢見て、様々な投資家がレバレッジ取引をしてきました。

古いものでいえば、10万円を元手に4億円を稼ぎ出し、後に6億にまで膨らませたのですが、のちに全額パーに。

最近話題になったものでは、仮想通貨FXにおいて、強引なショートを繰り返し、約2800万円の損失を出した者も。

その他にも数えきれないほどのトレーダーが地獄を見ています。

レバレッジの規制は仮想通貨やFXの追い風となるか?

最近のビットコインの急激な値動きを受け、破産者が相次ぐ事態に。

また税金面での問題も浮き彫りとなり、どれだけ儲かろうと税金で半分近く持っていかれては、なんのためにリスクを冒して稼いだのかわからなくなりました。

そのため投資に対する視線が全体的に冷めてしまった感が否めず、この度のレバレッジ規制により投資熱がさらに冷え込む可能性があります。

しかし、あくまで動かせるお金の上限が下がっただけで、特に大きな問題もないかもしれません。

うっぴー
その道のプロ達は、レバレッジをかけてもせいぜい5~10倍くらいまでといいます

有り金全部をつぎ込むことに変化はない以上、規制後も特段の変化はないかもしれません。







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