パチンコ今年2月より出玉規制開始!日本の脱法ギャンブル大ピンチ

締める 規制 イラスト






日本では賭博法によりギャンブルについては厳しく規制されてきました。

野球賭博、麻雀など、一般的なゲームでも賭けることを禁止されています。

また、賞金付き大会においても景品表示法の関係から、なかなか開催されることが難しいのが現状です。

しかし、パチンコは違います。

『三点方式』という独特の換金方法は法の規制を受けることはなく、1995年、パチンコの経済規模は30兆円ともいわれていた、巨大産業でした。

パチンコの由来

『パチンコ』とは、もとは「パーン」「パチーン」のような拳銃の炸裂音からくる隠語で、拳銃を意味していました。

Y字型の棒にゴムを付けて弾を飛ばすパチンコも、この隠語からきています。

今、駅前などで見かけるパチンコ屋は、もともと釘を差したボードゲーム『コリントゲーム』が由来と思われがちですが…

しかし専門家によると1923年、ヨーロッパから輸入された『ウォールマシン』が日本で広まったものがパチンコの起源と言われます。

うっぴー
イギリス発祥だそうです

名前の由来について詳しいルーツは明らかになっていませんが、小さな玉を飛ばすという意味で共通していますので、そこから『パチンコ』と呼ばれるようになった、という見方が強いようです。

 

パチンコのルール

パチンコは店で決められた1玉4円以下の玉を、数百から数千発購入し、スロットを回して辺りのスポットに落としていくゲームです。

台によっては当たりに入ればルーレットが回り、その当たりによって玉が還元されたりもします。

その出玉をもって景品コーナーへ行けば、景品と玉を交換をしてもらえます。

 

商品の等価性と最高限度額

パチンコ店が提供する景品についてですが、パチンコ玉の値段×数量に対応する金額と等価の物品を提供しなければなりません。

うっぴー
1玉4円で150玉の小景品では、600円相当の賞品でなければなりません

また、賞品の価格の最高限度に関する基準は、1万円を超えてはなりません。

 

『三点方式』という換金法

パチンコで出た玉の現金化は、法律で禁止されています。

また、玉、メダルの店外への持ち出しも禁止されています。

パチンコ屋で得た成果を店外へ持ち出すには景品化しなければなりません。

しかし、この景品を店外の買取所で現金で売ることができます。

この方法を『三点方式』といい、事実上の玉の現金化となります。

これが、パチンコがギャンブル日本のギャンブルのやり玉にあがる理由で、社会問題化しているわけです。

①客がパチンコ屋で玉を買う

 ↓ 

②当たった玉をパチンコ屋は景品と交換する

 ↓

③店外の別の交換所で買い取ってもらう(現金化)

 ↓

①…(以下ループ)

 

法律上のパチンコの立場

弁護士 女性 イラスト

まずパチンコ店は『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風俗営業法)』4号営業に該当します。

この法律によりパチンコ点は以下の規制を受けます。

主な禁止行為

・遊戯料金が1玉4円を超えてはならない

・玉・メダルの換金行為への関与の禁止

・現金・有価証券を賞品としての提供することの禁止

・お客様に提供した賞品を買い取ることの禁止

・玉・メダルを営業所外に持ち出させることの禁止

・玉・メダルの保管書面を発行することの禁止※

※電磁式カードであれば、貯玉が表示されないので合法という判断がでています。

 

※未成年者への規制

・18歳未満の者を客として立ち入らせてはならない

・20歳未満の者にタバコ、アルコールを提供してはならない

※パチンコ店内での飲酒は年齢に関わらず禁止されています

 

三点方式は違法ではない?

まず、法的にパチンコがギャンブルでない理由は

①玉の持ち出し不可、現金化不可

②賞品は1万円まで、景品は玉の価格と数量と等価でなくてはならない。

以上の二点が挙げられます。

この三点方式が事実上の賭博として、議論を巻き起こすわけですが、政府、警察の見解では「違法性はない」としています。

 

政府の見解

パチンコ店の営業者以外の第三者による商品の買取が、ただちに風営法第二十三条第一項第二号違反(パチンコ屋の玉の買い取りの禁止)に違反するものではない、としています。

しかし、パチンコ店と買取営業者が実質的に同一であると認められた時は、同号違反となるほか、賭博法に該当するという考えを示しました。

 

警察の見解は?

「存 ぜ ぬ」

うっぴー
ファッ!?

※パチンコ以外の三点方式は違法

印籠 イラスト

パチンコ店は風営法4号に該当する、遊技の結果に応じて獲得した出玉(メダル含む)を、等価で景品と交換することができます。

しかし、ゲームセンターなどは5号に該当し、遊技の結果によって賞品を提供することが禁じられています。

うっぴー
地域や条例によって可能な所もあるとかないとか…

クレーンゲームの景品は800円以下までに制限されています。

また、パチンコ同様玉やメダルの持ち出しも不可ですので、換金できないことになります。

パチンコ屋の監督官庁は警察庁

二面性 イラスト

かねてからネットでは警察はパチンコ屋に甘いと指摘されていました。それには明確な理由があります。

警察庁はパチンコ屋の監督官庁であり、パチンコ屋に対して直接干渉できる立場にあるためです。

 

警察が握っている許認可権

警察官庁はパチンコ屋に対して、以下の基準を変えることが出来ます

・店の営業許可

・玉の値上げ

・景品最高額の引き上げ

・機械(台)の基準緩和

うっぴー
もう親玉じゃん(パチ屋だけに)

警察庁の天下り

1989年の国会で当時の警察庁保安部長が69人のOBが天下りしていた事実を明らかにしました。

具体的な天下り先としては

・パチンコ台メーカー

・プリペイドカード会社

・業界組合(パチンコ店、メーカー、ホール内塗装など)

・保安電子通信技術協会(保通協)

 

などがあります。

うっぴー
警察がパチンコ屋を運営してるのと一緒じゃないですか

保通協とはどんな組織?

保通協とは、パチスロ台が市場に流通していいものかどうかをテストする財団法人で、国家公安委員会の唯一の指定検査機関です。

メーカーが台を開発

保通協の試験をパス

各都道府県の公安委員会の検定

ホールに設置され所轄警察が試験

保通協の試験手数料は、その機種によってまちまちですが、一般的なパチンコ台で144万円、スロット台で162万円程です。

平成18年度には会長に元警視総監、専務理事に元警察庁長官、常務理事に元県警本部長など、警察庁OBで固められていました。

今現在では警察庁OBは専務理事に警察庁情報通信局長がいるだけですが、そのほかにも常務理事に内閣官房内閣衛星情報センター次長、理事に、建設省建設経済電気通信室長がいます。

うっぴー
天下り体質そのものは変わってないようです

パチンコメーカー衰退の一途

一円玉 イラスト上記に挙げた、パチンコ屋と警察の癒着については、少々過去のもの。

1995年約30兆円だったパチンコの市場規模は、2015年までには約23兆円にまで減少。

露骨すぎたのもあってか、世間からバッシングにあい、警察庁もパチンコ利権に強硬的にならなくなったようです。

そしてこれに同調するかのようにパチンコメーカーも逆風にさらされています。

うっぴー
なんてわかりやすいの

今年2月よりパチンコ出玉規制強化

警察庁は17年8月、ギャンブル依存症対策の一環として、パチンコの出玉を現行の3分の2程度とする規制強化を決定しました。

具体的には

①獲得総数を発射総数の1.5倍未満に

②大当たりの上限も現行の2400個から1500個に引き下げ

4時間の客のもうけが現行の十数万円から5万円を下回るように調整しました。パチスロなども同水準です。

同庁は「もうけが減ることで、負けた分を一度に取り戻そうとのめり込むリスクも減る」と説明。

また、パチンコ店の店長ら管理者について、施行規則で定める業務に、依存問題に関する客への情報提供などを追加します。

 

どうして規制するの?

東京オリンピックへの配慮

2020年、東京でオリンピックが開催されます。

そのとき子供の目につくようなところにパチンコ店が軒を連ねていれば海外から訝しまれます。

それらの批判を避けるための規制といわれています。

うっぴー
確かにオリンピックそっちのけで老人たちがジャンジャンバリバリしてたら変に思いますよね

カジノ構想

今政府はカジノを中心とする統合型リゾート(IR)の実現に向けた準備を進めています。

しかし、カジノの監督官庁はいまだ決まっておらず、警察庁としても、カジノが暴力団を招く疑念を抱いています。

言い方を変えれば、今警察庁もパチンコにかまっている暇がないのです。

厳しい世論の風当たりを少しでも避けるため、今回の規制に踏み切ったとみられています。

 

パチンコメーカー余裕しゃくしゃく?

この規制が中小のパチンコ店に大きなダメージとなるのは必至でしょうが、大手や、マシンメーカーはそうでもないようです。

「パチンコ依存者は何があっても来る」と、直ちに客離れにつながると考えておらず、この出玉規制に対応した機種を新たに導入しなければならないので、メーカーはウハウハ状態だとか。

結局泣くのは中小のパチンコ店のみ。

うっぴー
弱者へのしわ寄せはどの世界も一緒なのですね

 

 

ギャンブル依存症の恐怖

ガマ口財布 イラスト

ギャンブル依存症とは精神疾患のひとつに分類されているもので、極度にギャンブルにのめり込んでしまう人の事をいいます。

WHOが定める国際疾病分類には『病的賭博』と掲載されています。

2017年9月、厚労省が成人1万を対象に調査した所、ギャンブル依存症が疑われる状態になったことのある人は3.6%と推計されました。

国勢調査のデータに当てはめると実に320万人にのぼる計算になります。

うっぴー
パチンコのみならず、スマホガチャなんかも含まれているでしょう

 

激しい音と光

大抵のパチスロ屋は凄い光と音を発します。

これはダンスクラブやゲームセンターなど、他の風営法に該当する店に多い現象ですが、明確な理由があります。

ズバリいうと、お客さんを興奮させるためで、この興奮状態により『ドーパミン』のバランスがおかしくなるのです。

 

ドーパミンの影響力

アドレナリンの前駆体で、依存症などに深くかかわる脳内ホルモンです。

このドーパミンは快感を伝達する神経と言われており、ドーパミンを分泌させること=快感を得ることでもあります。

うっぴー
漫画によくある脳内スイッチうんたらかんたら

生きる意欲を作るホルモンでもあり、『やったー!』『うれしー!』などの感情を持った時にドーパミンが多量に分泌されます。

 

ギャンブル依存症の正体

早い話、大当たりが出た時の興奮状態が忘れられなくなり、ギャンブルにのめり込んでしまいます。

その結果、負けていてもドーパミンが出続けるようになってしまう『パブロフの犬』状態に。

うっぴー
パチンコ=光と音=興奮=勝利=ドーパミン=パチンコ=…

パチンコ店にATMが!?

パチスロ店内にはATMが設置しているところもあります。

無論、のめりこむ要素を高めるために他なりません。

 

生活費にまで手をだしてしまうと…

負けが込み、生活費を切り詰めだしてしまうと、その切迫感からさらにのめり込むように。

こうなってしまうと自発的に治すことが困難と言われています。

 

生活保護受給者の黒い影

やはり、パチンコと聞いて思い描くことの一つに、『生活保護受給者』が浮かび上がってくると思います。

働けるのに働かない、労働意欲がない者の受給者の急増は社会問題にもなっています。

一日中働かない、閉じこもりがちな生活により思考は消極的に。

退屈しのぎで始めたパチンコにのめる込むようになり、依存症へと発展するのです。

うっぴー
お刺身食べたいなぁ…

総括・感想

明日2月1日よりパチンコの出玉規制が始まります。

これによりパチンコ利用者はさらに減ることが予想されます。

しかし、これでギャンブル依存の人が減るかどうかは別問題ではないでしょうか?

ネットなどでも、近年のパチスロの衰退に対しては「ただ単純にガチャに移っただけ」とする見方もあります。

たしかにパチンカーが減った分だけ、ガチャ、仮想通貨やその他の投資へその分資金が流れただけのように感じます。

しかし、もしこのパチンコ規制が生活保護受給者への歯止めと考えているのであれば効果的かもしれません。

生活保護費で株や仮想通貨を買うことは貯蓄として扱われます。

ガチャに対してはあまり過度だと指導指示が来ることもあるそうです

あの強烈な光と音から距離が置けるというのであれば、確かに生活の自発に好影響となるでしょう。

ただ、これらの規制がいつまで続くかもわかりません。

加えるなら、こういったギャンブル依存症への配慮というよりも、利権がらみによるものの要素が強いようです。







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