日本でe-Sportsは発展しない?プロゲーマーたちの苦悩とは?

昇竜拳 イラスト






ここ20年の技術の進歩はすさまじいですよね。

スーパーマリオやストリートファイターなど、ゲームなんて2次元のものが主流だったのですが、プレイステーションあたりから3Dが台頭に。

プレイステーション2が出た時なんて、当時子供の僕なんかは目を輝かせてゲームにのめり込んだものです。

しかし、今やゲームは子供や大人の『お遊び』の枠を越え、オンライン化により、世界中の誰とでも交流できるコミュニケーションツールにもなりました。

『e-Sports』って何?

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『electronic Sports』の略で、PC、TVゲームで、人対人の対戦形式で、順位を競い合います。

主なジャンルとしては『格闘ゲーム』

プレイヤーが戦争中の兵士の如く撃ち合う『シューティングゲーム』

相手の陣地を奪い合う『ストラテジーゲーム』

などがあります。

 

プロゲーマー

大会などに参加し、上位者に送られる賞金で生計を立てられる、もしくは集客能力の高いプレーヤーが企業とのスポンサー契約を結ぶなどして生計を立てる。

これらの人は一概にプロゲーマーとして呼ばれます。

 

e-スポーツがオリンピック種目に!?

2月17日放送の「週刊 ニュース深読み」(NHK総合)で、ゲーム対戦競技「eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)」がオリンピックの正式種目として選ばれる可能性を伝えました。

eスポーツの競技人口は世界で約1億3000万人といわれ、12億円の優勝賞金を懸けた大会も開催されているといいます。

また昨年1年間の観客数は3億8500万人だが、2020年には6億人になるとの推計もあるといいます。

 

2022年アジア競技大会で正式競技に

2022年のアジア競技大会でe-スポーツが正式競技となることが決定しており、2024年にパリで開催する夏季オリンピックでも採用される可能性があるといいます。

取り扱われるジャンルはまだ未定ですが、サッカーのようなスポーツ系が最有力といいます。

うっぴー
あくまでスポーツの祭典なので平和的なものが好まれますので、FPSや格ゲーは選ばれにくいかもしれません

この背景には半導体素子メーカーのインテルがIOCのトップスポンサーに入ったことがあるといいます。

新たなスポーツを五輪種目に加えることで、若い世代へ五輪をアピールする狙いもあります。

日本でも、今月1日に一般社団法人・日本eスポーツ連合の発足が発表された。eスポーツの競技団体として、選手を育成し国際大会に派遣していくといいます。

 

 

日本で認知されないeスポーツ

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ゲームなら日本でも色々出ていますが、流行しているものといっても、スマホゲーのようなガチャゲーであったり、RPGであったりと、e-スポーツというには少々かけ離れています。

うっぴー
一部格ゲーなど世界の強者達と渡り合ってはいますが、スポーツ系ゲームで世界と渡り合えるかどうかは厳しいのが現実です

日本では賞金付き大会は開催できない

どんな大会でも参加者が掛け金を払う大会は盛り上がります。

海外(特にアメリカ)ではポーカーゲームなどに始まり、トレーディングカードゲーム、e-Sportsの盛り上がりはすさまじいものがあります。

その反面、日本ではどのようなジャンルであれ、参加者に賞金を渡すことは禁止されています。

これは賞金が『賭博』として扱われているからではありません。

『景品』扱いされているためです。

景品表示法の壁

景品表示法ではメーカーなどによる商品、サービスの競争において厳しくルールを設けています。

これは事業者が過大な景品を提供することにより、消費者に良からぬ錯誤を起こすことを防ぐためです。

一般に、景品とは、粗品、おまけ、賞品等を指すと考えられますが、景品表示法上の「景品類」とは、

(1)顧客を誘引するための手段として

(2)事業者が自己の供給する商品・サービスの取引に付随して提供する

(3)物品、金銭その他の経済上の利益

を指します。(詳細は消費者庁のサイトへ)

うっぴー
つまり賞金付き大会が、客引き行為と同じ効果があると判断しているためです

賞金の上限は10万円

この規制によりゲーム業界が起こす大会の賞金は景品として見られ上限が10万円までと定めれられます。

国内で大規模な大会を催すことが難しく、かつてスクウェア・エニックスのゲームで優勝賞金500万円であったのにもかかわらず、直前になって10万円まで引き下げられたケースもありました。

 

日本人には賞金無しの事例も

また、海外メーカー「UBI」主催の「レインボーシックスシージ」というゲームの大会において「日本人は賞金を受け取れない」と発表。

UBIは具体的な明言を避けましたが、景品表示法の影響であることは認めています。

景品表示法は変えられない?

この法律によりe-Sportsなどの発展が妨げられているのは事実ですが、理にかなっているところがあります。

この法律はあくまで消費者への誤認を防ぐためです。

 

『pay to win』勝ちたきゃ金を出せ!

例えばカードゲームのように課金によってそのデッキの強弱が大きく左右される場合、賞金目当てで課金しまくるということが起きる可能性があります。

格ゲーやFPSにおいてもDLC課金の強キャラ強武器等、使用せずとも、それらの対策のため課金し入手する必要があります。

うっぴー
課金によってゲームバランスが崩れますからね
つまり、
メーカー「優勝賞金100万円の大会開くぞ」
 ↓
プレーヤー「大会で勝ちたい!」
 ↓
メーカー「その前に新しいコンテンツ出すぞ(有料)」
 ↓
プレーヤー「対策しないと!(課金)」
 ↓
メーカー「(゚д゚)ウマー」
うっぴー
かなり極端な話ですが、こうならない保証もありません

プロゲーマーの杞憂


日本で初めてプロゲーマーとなった『ウメハラ』氏。

うっぴー
海外では『Daigo』『The Beast』と呼ばれています

このほど、今後のプロゲーマー界について私見を述べました。

プロはいらない存在?

プロというのはスポンサーがいて、ユーザーがいて初めて成り立つものですが、極端な話、なにもプロがいなくても企業→ユーザーの関係だけで成り立つものであると説明。

プロもまたユーザーの一部分に過ぎないことを述べています。

作品への依存度が高い

テニスや野球などといった、競技として確率されている世界と違い、ゲームは作品そのものの知名度によって決まります。

たとえ同じ格闘ゲームというジャンルでも、人気のないゲームであれば見向きもされません。

プロゲーマーたちは、その知名度の高い人気作に群がる形でないと成り立たなくなります。
メーカーの衰退、ジャンルへの『飽き』が、プロの生死に直結するのです。

根強い反対意見

先ほどのNHKのe-スポーツの特集番組内で視聴者からは「そんなものスポーツじゃない」といった声が多かったようです。

紹介された中には「汗水垂らして努力するアスリートと同じとは思えない」「何の役に立つの?」と否定的な声が多数派だと伝えられました。

うっぴー
「何の役に立つ?」と言われても…だったら大多数のスポーツにも言えるような気が… 

会社のさじ加減一つで業界が傾く?

内部留保 イラスト

このような、ゲームの世界に腰を据えることの危険性についてですが、ユーザーに限った話ではありません。

それらを扱う小売店へも影響する場合があります。

 

遊戯王のルール変更

「遊戯王」というカードゲームでの話ですが、昨年初旬、公式ルールの大きな変更があったそうです。

早い話が今まで強かったカードが弱くなってしまったとのこと。
高値で取引されていたカードがゴミクズになったのです。

これにより遊戯王のカードを専門的に扱うカードショップが一時閉店。買い取りを中止にするなどの影響が出ました。

スポーツで見られる国際的な会議を経てのルールの改正というものではありません。

一企業の判断でルールが変わり、多くの利用者に影響を及ぼすという明確な事例となりました。

 

総括&私見

実は私、ゲームの対戦動画を見るのが大好きです。YouTubeなどでしょっちゅう「ストⅤ」の対戦動画見てます。僕自身はクソザコナメクジですので…

うっぴー
いわゆる「動画勢」というやつですね


日本人が国際大会で勝ち進んでいるのを見るとうれしくなります。

しかし、カードゲームのみならず e-Sports もそうなのですが、一企業、メーカーの調整によってその在り方が大きく変動し左右されるというならば、競技としてはまだまだ未熟なのかもしれません。

うっぴー
やはり、まだまだ詰めが甘いかと…

海外の盛り上がりを見るには、まだまだ衰退する兆しを見せないゲーム市場。

大会で活躍できる実力と、SNSなどを用いた知名度があれば、まだまだ可能性は秘めていると思います。

もっともっと広がっていってくれたら僕もうれしいです。

うっぴー
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