YouTube、締め付け強化…基準に満たない者は収益化不可に

鼻先のニンジン イラスト






いまや子供の憧れの職業ともなったユーチューバーですが、どんどん厳しくなりそうです。

2月20日から、YouTubeの報酬配分のアルゴリズムを変更。儲けられる配信者が一部の者に限られるかもしれません。

今回の変更の原因は、動画のクオリティの劣化を防ぐ要因があるといいます。

 

YouTubeでの収益化が困難に?

2月20日より、YouTubeのパートナープログラム(YPP)への参加基準が新しいものに変わります。

YouTube上で動画配信で収益化するのであれば、YPPへ申し込む必要があります。

この条件というものですが、過去12ヵ月間で…

① 登録しているチャンネル上の動画の総再生時間が4000時間以下

② チャンネル登録数が1000人以下

このどちらかに該当すると、YPPへ申し込むことが出来ません。

つまり収益化したくば、事前にこれらの条件を満たさなければならなくなります。

 

どれだけの影響が出る?

YouTubeによると影響を受けるチャンネルの

99%が前年に100ドル(約1万1000円)以下

90%が先月に2.5ドル(約276円)以下

の収益しか得られていないチャンネルとのことです。

うっぴー
駆け出しレベル、ということでしょう。この程度ではスズメの涙銭ですので、誰かが飢え死にするといったこともなさそうです。

 

ローガン・ポール、YouTube上で死体を放送

YPP変更の決断に至った背景に『ローガン・ポール』という大物ユーチューバーが関わっています。

ローガン・ポール

アメリカのユーチューバーで、チャンネル登録者数は1500万人超。

2017年の年収は14億円、Facebook投稿一回で15万ドル稼ぎだすと言われています。

投稿する動画のジャンルは主にスタントや公共の場でのイタズラですが、その他にも大手のスポーツメーカー、飲料メーカーなどから広告契約を結んでおり、オリジナルの衣料ブランドで、月に数百万ドルの売り上げを挙げています。

Maverick

ローガン・ポール氏のオリジナルブランド『Maverick』

青木ヶ原で撮影した死体の動画

2017年12月末、ポール氏は日本の自殺の名所『青木ヶ原』(別名富士の樹海)で複数の仲間とともに動画撮影。

現場で自殺したと思しき遺体を撮影する様子をYouTubeへ投稿しました。

 

国際的な炎上に

この度の動画がアメリカの『abcNEWS』などでも大々的に報じられ、アメリカのみならず、世界的にも批判の的となりました。

後ほどポール氏は謝罪の動画をあげましたが鎮火せず、YouTubeから『Google Preferred』の解除を言い渡されました。

 

Google Preferred

Google Preferredとは、ターゲットとなるユーザー層の人気上位 5% に入ったチャンネルの一部をピックアップしているサービスです。

つまり、広告主が安心して広告を出せる高品質なコンテンツとその作者たちを指します。

また、ポール氏のYPPが取り消されたわけでなく、依然YouTubeから広告収入を得ることが可能です。

今後どうなるかは未定です。

 

自殺予防団体に一億円を寄付

ローガンポール氏は、この度の炎上を受けて、自殺予防ライフラインに100万ドル(約1億1000万円)を寄付することを表明する動画を投稿。

「これは始まりに過ぎない」と締めくくります。

うっぴー
なんでもかんでも利益に変えようとs…素晴らしい試みだと思います

まだあるYouTubeの迷惑動画

ブーイング イラスト

発売前にiPhoneX暴露

iPhoneの制作に携わる父を持つ少女が、発売前にiPhoneXをゲット。

父親からもらった物なのですが、こともあろうにYouTube上でこれを公開。

後に謝罪、弁明の動画をあげたのですが、彼女の父親は規約違反によりApple社からクビを宣告されます。

 

誘拐動画

問題となったのは、米国の人気YouTuberコンビ「Nick&Dan(ニックアンドダン)」が沖縄で撮影した動画です。

商店街で母親と手をつないで歩く女の子を後ろから急に抱き上げ、人並をかきわけて連れ去ります。

女の子は抱き上げられた瞬間に大きな悲鳴を上げ、母親は逃げたダン氏を走って追い掛ける様子が撮影されました。

動画は連れ去ったまま終わるため、この後どうなったかはわかりません。

後に炎上となり、釈明するのですが「子どもと親に了解を得たうえで撮影した」とのこと。

うっぴー
嘘くせ

ちなみに動画は削除されていません。

YouTubeで Me & Dan in Japan !! と検索すれば動画が出てきます。

うっぴー
動画を貼るのは控えます。sorry

チェーンソー動画

これは国内のもので、ニュースなどでも取り上げられたので有名かと思いますが、あるユーチューバーが「指定通り配達物がこなかった」とヤマト運輸の配達所を押しける動画です。

「全世界配信やぞ」「ユーチューバーなめとったらあかんぞ」と罵声を浴びせながらチェーンソーを持ち出し、ヤマト運輸従業員を恫喝。

のちにライブ配信で謝罪しましたが、暴力行為等処罰法違反容疑で三重県警に逮捕されました。

 

その他の迷惑動画

おでんつんつん

警察官の前で白い粉を落とし、全力ダッシュ

ドローン少年

うっぴー
ニコ動だったかな?

YPPの仕様変更の背景は?

ビデオカメラ イラスト

2006年YouTubeを買収したグーグルは、兼ねてからネットリテラシーやネットモラルについては厳しく対応してきました。

今回のYPPの仕様変更には、動画のクオリティの問題があります。

広告収入欲しさに無茶な撮影、放送をして、社会問題化するケースが後をたちません。

そのため、既存のムービーの審査とは別に、新しく参加しようとしているユーザーを、これまで以上にしっかりと検査するために締め付け強化を決断したと言います。

ネット上のモラルと正確性

グーグルは以前にも検索アルゴリズムを変更し、医療、健康系の検索において、大手、専門家、公共団体のサイトが上位検索するように変更しました。

これは、かつてキュレーションサイト『WELQ』で起きた問題が引き金です。

当サイトで自殺を考えている人への心理テストを実施。回答し続け行き着いた先は広告というものでした。

『自殺』というキーワードがグーグル検索でもかなりの頻度でされていることに着目した誘導広告です。

この問題が発端となり、今の医療、健康系アルゴリズムを変更に結びついたと言われています。

しかし結果、検索上位結果で大手が上位を独占するようになり、個人ブログは検索下位に。

医療系を扱う個人ブロガーの広告収入は激減しました。

Googleが検索アルゴリズムを変更!医療、健康情報系の検索結果の60%に影響が…

 

今後はどうなる?

いうなれば駆け出し、弱小ユーチューバーがYPPへの申請ができなくなったからといって、動画投稿ができなくなるわけではありません。

基準に満たないものの排除と言ってもさしたる金額でもなく、経済的な影響も少ないでしょう。

ただ、これを嫌ってニコニコなどへ配信者が流れるようになるかもしれません。

niconico(く)は2月28日実装予定で、YPPの締め付け強化は2月20日。時期が被ります。

衰退するニコニコにとって、これが追い風になるのかどうか…

うっぴー
見物です

2月28日より『niconico(く)』開始…はたして起死回生となるか?







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