ブラックバイトは無くならない?120日間無休のアルバイト、単位が取れず、制裁金も

裁判 






大手飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」でアルバイトをしていた男子大学生(22)が長期間無休で働かされたなどとして、運営会社に未払い賃金や慰謝料など計約800万円の支払いを求めた訴訟は9日、千葉地裁(小浜浩庸裁判長)で和解が成立した。学生側の弁護士などによると、会社側が解決金を支払い、謝罪する内容。金額は明らかにしていないが、未払い賃金額を上回るという。

引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171109-00000106-mai-soci

120日間休みなし

 

かなりの無茶ぶりですね。アルバイトの男子大学生に無茶苦茶なノルマを課し、120日間以上休み無しで働かせたそうです。

 

事件の経緯

 

1日12時間勤務のバイト学生

14年5月から週4、1日5時間契約で働いていたそうですが、人手不足で午前0時の閉店後の片付けを任せられ、15年春には1日12時間勤務。

その結果、その間その男子大学生は一単位も取れなかったそうです。

 

4000万円の損害賠償

この異常な状態の背景には当該店舗の女性店長による強烈なパワハラがあったようで、男子大学生が「辞めたい」という申し出れば「懲戒解雇にする。そうなると就職できない」「店がつぶれたら4000万円の損害賠償を請求する」と脅迫。

 

計23万円を支払わされる

加えて、飲み放題の客が制限時間を超えても帰らなければ、新たに注文を取るように言われ、それができなければ賠償金を要求し、計23万円を支払わされました。

 

事件発覚

 

女性店長と関わった従業員は、今回の件で暴行罪などでで起訴され、罰金刑が確定(両者ともに退職済み)。

当該飲食チェーン店の運営会社は「正確な打刻出ない可能性もあるが、未払い賃金などについては誠意を持って対応する」としていましたが、この度和解が成立。額ははっきりしてないそうですが、未払い賃金を上回る和解金が運営会社から支払われるそうです。

 

飲食業は過酷なり

 

飲食業の生存率は厳しく、50%は二年以内に潰れるそうです。

ましてやしゃぶしゃぶともなると、食べ放題の客も多いでしょう。サイトを除いて見たところ、食べ放題のメニューがラストオーダー90分で120分2780円からでした。

120分間大勢の酔っぱらいお客様を相手にするとなると接客はもちろん、注文、盛り付け、シフトの調整などで、現場は尋常じゃない状況だったことが想像できます。

もしかしたら、この女性店長にも過酷なノルマがあったのかもしれません。(それでも相手の責任感や、善意、学生であることにつけ込むのは擁護できませんが)

しゃぶしゃぶ 社畜 ブラックバイト 4コマ

感想

しかし、今回の運営会社側の対応は好印象ですね。和解金はどうやら請求額を上回るようです。

起きてしまったことはしょうがないにしても、迅速に対応することはいいことだと思います。

ちなみに、ブラックバイトで困っている人たちのために、労働組合「ブラックバイトユニオン」(東京都世田谷区・渡辺寛人代表)という組織があります。

代表曰く、このように強引にシフトを組まされる相談は月100件前後あるそうです。また、坂倉昇平事務局長は今回のように低賃金な学生に無理な長時間労働を押し付けることで、利益を上げるといった構造が蔓延していると、警鐘を鳴らします。

過酷なノルマを課された従業員が、そのノルマを、さらに立場の弱い未熟な学生に押し付ける。典型的なブラックバイトの実態ですが、この負のスパイラルをどうにかしない限りブラックバイトはなくならないでしょう。







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