ジャパンブランドの失墜…海外メディアが指摘する日本企業の誤算とは?

転がる 100円 イラスト






日本は長い間、誠実さ、確実な品質、製品の信頼性において輝ける手本となっていたのですが、神戸製鋼のデータ改ざんをめぐる不祥事が深刻化するにつれ、「メイド・イン・ジャパン」ブランドの輝きを失いつつあります。

今回の一件で同社の時価総額は今週、約18億ドル(約2000億円)消失したとか。

ザ・エコノミスト・コーポレート・ネットワークの北東アジア・ディレクター、フローリアン・コールバッハ氏は、こうなった原因の一つに、

「一部の企業の管理者能力の欠如、そのうえで海外事業の拡大を急ぎすぎたことが原因の一つ」と指摘しています。

 

日産の検査不正、背景に人手不足 上からは「人減らせ」

色々と日本の車産業のボロがボロボロとでてきますね。

自動車の検査にはいわゆる「型式指定制度」が主流だそうで、大量の自動車を出荷するときに使われる手法です。

 

型式指定制度

国交省に提出した申請書と同一同規格のものはサンプル車のチェックが済めば、その他の多数の同企画車は現車検査をパスできます。

そして、日産の行っていた検査は「完成車検査」とは国交省との約束に基づいたもので、生産工程がすべて終了した後に、独立した検査として実施されるもの。

サイドスリップや光軸調整、スピードメーターの精度やブレーキ性能、シャワーによる雨漏りチェック、自動ブレーキに関する検査など、車検でチェックされる項目において、申請した数値になっているか、保安基準を満たしているかを確認します。

こうした検査においてパスできなかった自動車は、修正が必要となるのですね。

このチェックは正規の検査員でなくてはならないのですが少なくとも121万台において、この検査に非正規な検査員を使いました。

 

儲けがないの?

給料 イラスト

とりあえず、日産の利益率ですが2016年度通期の連結営業利益は7,422億円、売上高は11兆7,200億円だそうです。

また、2005年以降の営業利益ですが、

2005年 8,718(億円)
2006年 7,769
2007年 7,908
2008年 ▲1,379
2009年 3,116
2010年 5,375
2011年 5,458
2012年 5,235
2013年 4,984

特に問題ないようにも思えるんですが・・・

増産というからには、景気もそれほど悪くないということでしょう。

増産するというのに、「人を減らせ」というのは一体どういうことなんでしょうね。神輿こぶ 4コマ 社畜

うっぴー
こぶ通り越して腫瘍が出来そう…

負担増でも給与アップなどの現場社員への還元があればいいのでしょうが、そういった話も聞かれません。

強引な生産量アップ

しごき イラスト 鞭

また、2016年秋、国内生産拡大を目指す社の方針のもと、国内向け生産が多い追浜(おっぱま)工場(神奈川県横須賀市)に主力車種「ノート」の生産が移管されました。

昼だけだった生産体制が昼夜の2交代制になり、そのため検査員が不足したといいます。
昼勤のみだったのが昼夜交代の突貫作業になってしまえばこうなるのは当たり前ともいえます。

スバル、検査員試験では「カンニング推奨」

欠点 90点 イラスト

大手の自動車メーカー『SUBARU(スバル)』においても同様の問題が発覚。

無資格者が完成検査していた可能性のある車両について、昨年11月にリコールを届け出て、12月19日には原因の調査結果と再発防止策を国土交通省に報告していました。

 

正しいと思ってた?

発覚当初無資格者による完成検査は「現場は正しいと思ってやり続けてきた」と、完成検査を行っていた無資格者を悪気はなかったと擁護していました。

しかし、その後の実態調査では、国交省の監査の際、係長や班長の指示で無資格者を完成検査ラインから外していたこと、完成検査員になるための試験で、試験官が解答を教えるなどのカンニング行為が行われていたことが明らかに。

完成検査員になるために定められた講習を受けていないケースも見つかるなど、日産同様ずさんな管理体制が浮き彫りとなりました。

エリートを作れ!

これらの現状を見るに、海外のメディアが、日本のリーダーシップの無さ、管理能力の甘さを指摘するのも仕方がないかもしれません。。

しかし日本の企業もただ黙っているだけではありません。

みなさんは企業戦士をエリート企業戦士にする管理者養成学校の存在をご存知でしょうか?

うっぴー
・・・なんか思ってたのと違う
ここで育てられた人材が活躍したこともあるらしく、それほど評判は悪くないそうです。

 

日本軍→企業戦士

太平洋戦争では勇猛果敢に戦う戦士たちを尻目に、上層部の無茶な戦線拡大によって暗号が看破され、戦力は分散し、壊滅しました。

確かに管理職は気力体力どちらも必要なことは事実です。しかし、恥も外聞も捨ててハキハキ怒鳴り、駆け足で動くことが今の時代に求められていることでしょうか?

ブラック企業 イラスト 社畜 日本軍

かつてのアメリカ軍は日本軍のことを「彼らが銃を持つのは犠牲的精神を示すだけのツールに過ぎない」と分析していたそうです。精神論が非常に強いという見方です。

その日本軍はもうありませんが、その価値観はただ単に企業に乗り移ってしまったのかもしれません。







こんな記事も読まれています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。